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趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

大雨で霧も深く、鴇田峠からの下りは林道を歩く 四十四番大宝寺(その6)

下板場峠への遍路道はそれほどハードではなかったが、鴇田(ひわだ)峠への遍路道はまさに登山道で、しかも連日の雨で道の真ん中が川になっている。両側からは丈のある雑草が行く手を阻む。泣きそうになりながら折り畳み傘を手に登り坂を進んで行くと、太い砂利道と交差した。

遍路地図をみると、山中を大きく迂回して行く林道のようであった。下板場峠までの車道は県道できちんと舗装されているが、鴇田峠への車道は本当の林道で砂利道である。傍らに再び登山道の分岐があり、「鴇田峠 0.5km」と書いてある。あと500mなら、がんばるしかない。

「1、2、3、4、…」と歩数を数えながら前に進む。山道だから歩幅50cmとして、1000まで数えれば着くはずである。雨はいよいよ強くなってくる。途中に「大師のなんとか」という旧跡の看板があったが素通りする。いよいよ雑草の丈が高くなってきた。あたりは暗くなって、おまけに霧が出たのか雲の中に入ったのか、白く霞んで見通しが利かない。

と、坂を登ったとろが丘のようになっており、そこに「鴇田峠」の看板が立っていた。15時30分到着。下板場峠から1時間半、三嶋神社から2時間半かかったけれども、あとは山を下るだけなので夕食前には宿に着くことができそうだ。朝5時半からがんばって歩き続けたが、やっと目処が付いてほっとする。

とはいえ、雨は強くなる一方なのでここでゆっくりしていても仕方がない。早々に下りに移る。峠付近には、「鴇田峠便所 0.4km」という身もふたもない道標が立っているだけなので、とりあえずそこを目指す。片手が傘なのでステッキが使えず、急坂がさらにきつく感じられる。しばらく急坂を下ると、砂利道が見えた。

屋根も見えたのであそこがトイレかと思ったらそれは物置で、トイレはさらに200m先だった。トイレは思ったより大きく、しかも東屋があって雨宿りができる。とにかく雨に濡れないで傘を差さなくてすむ場所はありがたい。久しぶりにリュックを下ろして小休止した。

遍路地図を見ながら考えた。ここから久万高原市街まで、登山道を下ると2.2km。しかし雨は強く見通しが全く利かない。急こう配の下り坂で転倒してケガでもしたら大変である。時間にも余裕があるし、ここから先は車道を下ってもそれほど長い距離を歩かなくてもよさそうだ。いずれにしても、安全が一番大切である。右足と左足を交互に出していればすむ道の方がいい。

と思って車道を進んだのだが、この道が意外とハードな道であった。砂利道なのは分かっていたが、砂利よりも大きな岩が敷いてあるので、平らに足を置けない上に足の裏が痛くなる。それでも、谷の方向を見ると霧で真っ白になっていたので、そちらを下ったらこわい思いをしたことは間違いない。

かなり迂回した林道ではあったが傾斜はそれほどでもなく、やがて雲の間から久万高原の街が見えてきた。さらに下っていくとお墓と斎場のような建物が出てきて、そこから先はちゃんとした舗装道路になった。雨は相変わらず強く降っていたけれども、人里まで下ってくれば遭難することもない。

午後5時前に国道33号線に出た。この国道は、高知市から山の中に入り、久万高原を経て松山市に直接入る道である。ちょうど国道に出たところにコンビニがあったので、買い物をしてから宿に向かう。

この日の宿は国道沿いのガーデンタイムである。17時15分宿に到着。この日の歩数は64,852歩、移動距離は36.7kmで6日連続の30km超えとなった。移動時間は12時間にわたり何度も峠越えがあったので、実質40km歩いていたのではないかと思う。

(この項続く)

p.s. 「四国札所歩き遍路」のバックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


鴇田峠への登り坂は、連日の雨で川のようになっていた。泣きそうになりながら登る。


峠からの下りは安全策をとって林道を選ぶ。へんろ道を選んだ場合は、霧の中の急傾斜で危なかったかもしれない。


霧の切れ間から久万高原市街が見えてきた。一日苦労して歩いた甲斐があった。

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以前、China方面からの大量のスパムに占領されてしまった苦い経験があり、コメント欄は数日間のみopenにしています。

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