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Go Down Gamblin' Blog

趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

松尾トンネルの開通で足摺西岸のアクセスは改善 三十八番金剛福寺(その6)

ちょうど峠にあたる地点に電器屋さんがあり、前に自販機が置いてあったのでミネラルウォーターを補充する。こういう時は、お茶やスポーツドリンクよりもミネラルウォーターである。この先10km何があるか分からない。その峠をまっすぐ進むと金剛福寺奥ノ院である白皇神社だが、今回は左に下って土佐清水を目指す。

しばらく進むと、へんろ休憩所があった。「しんきん庵」と書いてある。幡多信用金庫のご厚意による休憩所である。ベンチに腰を下ろし、カロリーメイトとミネラルウォーターでお昼にする。最後になってちゃんとしたお昼をとれないのは残念だが、荷物を少しでも軽くできるのは悪いことではない。

そして思った。予想もしていなかったご接待の500円のおかげで、 安心して先に進むことができる。ありがたいことである。そして、こうしたことはお遍路歩きにとどまらず、日々の生活すべてについて言えるのかもしれない。行いを正しくしていれば、思いがけないところでうまくことが運ぶということもあるのかもしれない。

リタイアして以降、先々の生活について思い悩むこともあるのだが、取り越し苦労はあまりしなくてもいいのかもしれない。考えてみると、就職の時も2度の転職のときも、生活が成り立つかとかそういう心配はしていなかった。自分にとって、正しい選択であるかどうかだけが関心事項であった。

そして、どこが転機かということだって、熟慮のうえ動いたということでは必ずしもなくて、思いがけないことがまずあって、それで動いた一連の結果がいまに至っているということである。羊男風に言うならば「踊るんだよ」ということだし、騎士団長風に言えば「それを断ってはならない」ということになるんだろう(c.村上春樹)。

12時半になったので出発する。制限時間はあと3時間、土佐清水まで残り約10km である。

足摺岬から西岸を歩くと、以前はもっと距離も時間もかかったようである。だが、つい最近、平成28年に松尾トンネルが開通して人も車もたいへん便利になった。私の持っている遍路地図第10版には、まだこのトンネルは載っていない。トンネルの長さは1057m、払川大橋まで含めた松尾・大浜バイパス全体の工事費は約55億円という。

金剛福寺のある足摺岬から、半島の西の突端にあたる臼碆(うすばえ)岬までは結構距離がある。臼碆とは、岬の沖合にある岩が臼のように見えることからそう名付けられたのだそうで、トンネルがなかった頃はこの岬まで県道を大回りするか、あるいは山道を行くしかなかった。途中まではこの臼碆と書いてある道案内にしたがって海沿いを進む。

海岸のため風がたいへんに強く、帽子が飛ばされそうになった。やがて道は傾斜のある登り坂になり、彼方に谷をまたいで地上から立ち上がった陸橋が見える。集落はその橋の足下から海岸に向けて開けている。案内板があって、このあたりの集落が松尾であり、宗田節の本場であると書いてある(その後、空港で宗田節のかつぶしをお土産に買って帰った。たいへんおいしかった)

陸橋を登り切って平らになったあたりで、道が左右に分かれている。左が臼碆岬に向かう旧来からの道で、そちらに民宿青岬の看板も見える。右が松尾トンネルに向かう道で、分岐点から100mくらい先にトンネルの入り口が見える。トンネル入口着13時10分。金剛福寺から、休憩時間を除くと1時間と少しかかった。

今回の区切り打ちでは、新伊豆田トンネル1600m、横浜トンネル800mなどいくつか長いトンネルをくぐったが、松尾トンネルも1kmを超えるたいへん長いトンネルである。

とはいえ、最近作ったものなので、内部の照明がLEDでたいへんに明るく目が疲れない。それと、基本的にまっすぐなので出口がぼんやり明るくなっているのは安心である。交通量が少ないのに、お遍路仕様で両側に歩道があるのもありがたい。トンネル中央でシールドが若干ずれたらしく、壁に段差があるのはご愛嬌である。

距離どおり、ほぼ15分でトンネル出口に到着。あたりは真新しい道路である。しばらく進んでから振り返ると、トンネルの上にある山の中腹に民家が見えた。昔は西岸を通ろうと思えば、あのあたりまで登らなければならなかったのである。そう思うと、トンネルができたことはたいへんありがたいことであった。

(この項続く)

p.s. 今シーズンのNFLが終了したので、四国札所歩き遍路は夏まで週2回更新の予定です。バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


足摺岬のホテル街を越え、テルメへの坂道を登ってしばらく進むと、しんきん庵遍路休憩所。しんきん庵とは、幡多信用金庫の寄進による遍路休憩所である。


かつては海岸に沿って県道を進むか山道しかなかったが、松尾トンネルが通って西岸のアクセスが向上した。


松尾トンネル入口。中はLED照明で、たいへん明るい。臼碆岬を通り越して、大浜の近くまで行くことができる。

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以前、China方面からの大量のスパムに占領されてしまった苦い経験があり、コメント欄は数日間のみopenにしています。

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