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Go Down Gamblin' Blog

趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

標高を上げると明神岳・穂高岳の絶景 徳本峠(中編)

分岐を過ぎても当分の間は、砂利の敷かれた広い道が続く。タイヤの幅で轍(わだち)が2本続き、轍の間は草が生えている。常識的に考えると車が通った跡なのだが、この奥に何かあるのだろうか。30分ほど歩くと道は細くなり、本当の登山道となる。沢を渡る細い橋があったから、ここから先にはさすがに車は入れないはずである。

橋を渡ってしばらくすると、再び道が広くなった。さっきの橋を車で渡ることはできないから、歩行者のために広くなっているのだろう。うれしいことである。そして、いよいよ傾斜が急になってきた。

徳本峠への道は、黒沢という沢沿いを遡行していく。基本的には沢に並行して進むのだが、ときおりスイッチバックで標高を上げ、沢を十数m下に見る高い場所まで登ることもある。どことなく、甲武信ヶ岳の信濃川水源標への道に似ている。あの時は、早起きして登山道まで車で入ったためか足が重かった。今日は比較的足が軽い。

ガイドブックによると水場のある第1ベンチが休憩適地と書いてあるが、その前に沢と合流するあたりで、おあつらえ向きに登山道から河原に下りる道がある。たいして距離もないので、河原に下りてみた。水は岩の下にもぐってしまったのか、流れは見えないし音も聞こえない。ガレ場の適当な場所に腰を下ろすと、なんと明神岳・穂高岳が目の前にあった。

明神では、明神岳は上から迫ってくるような感じなのだけれど、徳本峠方向に遠ざかってかつ標高が上がったので、目の高さにピークがあるように感じる。さらに標高が上がって遮るもののない霞沢岳はさぞかしいい景色だろうと思った。今回はジャンクションピークまでだったけれど、この景色はこの後も樹間から目を楽しませてくれた。

ガレた河原でひと休みして出発すると、第1ベンチはすぐ先であった。ベンチ自体は傾いてしまって座るのは難しく、水場というのはすぐ横を流れている沢である。普通は水場といえば、地表に出てすぐの水であることが多いのだが、ここでははるか上から流れている沢の水を汲むようである。

ためしに水に触ってみると、冷たいことは冷たいがびっくりするほどではない。信濃川水源標の水がびっくりするほど冷たかったのを覚えているが、十数mでも地表を流れていると温まってしまうようである。ちょうど、水路を迂回させて田圃に入れる水を温かくしているのと同じ理屈であろう。

手持ちの水がなければここで汲んでいかなければならないが、まだ水は十分ある。この日はこのまま手持ちの水でやり繰りすることにした。(翌日に横尾の奥のワサビ沢で湧いていた水の方がずっと冷たかった。こちらは、特にガイドブックでは水場とは書いてなかったけれど)

第1ベンチを過ぎて、引き続き道はスイッチバックで標高を上げてゆく。この日唯一の梯子が現れるが、びっくりするほどの急傾斜ではないし、鎖やロープも現れない。荷物が軽かったせいかもしれないが、へたばることもなく歩くことができた。

次の第2ベンチは、ベンチというよりかつてベンチであった材木が置いてあるだけである。「徳本峠まで最後の水場」とあり、第1ベンチ同様に沢が流れてきているけれど、やはり地表に出てしばらく流れている水である。第1ベンチの沢よりかなり細いのは、上流だからだろう。

第2ベンチから上は、いよいよ沢から離れて登って行く。右手上の稜線も、だんだん近づいてきた。スイッチバックを3、4回繰り返すと、「徳本峠・島々」の標識に出た。残り距離が書いてないのが残念だが、いよいよ峠が近いような地形だ。さらに10分ほど登ると、「徳本峠0.2km」の標識のある分岐に到着。8時40分。予定していたよりも1時間早い。

明神から徳本峠のコースタイムは2時間半、ここまでかかった時間は休憩入れて1時間55分だから、コースタイムより速く登ってきたことになる。奥多摩でも丹沢でもコースタイムで歩けることなどほとんどないから、これは私にとって驚くべきことである。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


分岐から30分ほど歩くと、道は本当の登山道となる。とはいえ、ずっと砂利が敷かれていて心配せずに歩ける道である。


標高が上がると、背後に明神岳・穂高岳の眺望が開ける。上に見えていた頂上がだんだん目の高さに近づいてうれしい。


明神から2時間弱で霞沢岳分岐に到着。コースタイムより速いのは、荷物が軽いとはいえ私にとって驚くべきことである。

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1. NFC北・西地区展望upしました

地区別展望第2週、N北・西地区の展望をupしました。上のリンクから、GO DOWN GAMBLIN' SPORTSに飛ぶとご覧いただけます。

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ハンドルは、足しげく通ったマカオの島から付けました。
当時から使っているので、昔の知り合いの方が分かるように引き続き使用しています。
以前、China方面からの大量のスパムに占領されてしまった苦い経験があり、コメント欄は数日間のみopenにしています。

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