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Go Down Gamblin' Blog

趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

中高年の山歩き 鷹ノ巣山・石尾根(その1)

50歳を過ぎてから山歩きを再開しました。たまに奥さんを連れて行きますが、基本は単独行、マイペースで歩いています。山の本に載っているコースタイムは、基本的に若い人仕様です。あれではとても無理という方々、参考になさっていただければ幸いです。
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丹沢・蛭ヶ岳から帰って、いまひとつ「やり残した感」があった。当初は蛭ヶ岳から桧洞丸へ縦走して西丹沢に下山する計画だったにもかかわらず、前日に足を攣ってしまいペースが上がらなかったこともあり、予定変更して姫次から東海自然歩道を下りてきてしまったからである。

もちろん、こちらも決して楽なルートではなかったのだが、このまま新たな山域にチャレンジするのは時期尚早のような気がした。しかし、また丹沢というのは芸がない。行くとすれば奥多摩だ。何度か行く計画だったのに結局断念したままになっている鷹ノ巣山はどうだろう。そういえば、登り尾根にも石尾根にもしばらく行っていない。

行っていない理由は分かっていて、前回このコースを歩いた時、奥多摩小屋の常識外れの小屋番に、たいへん嫌な思いをさせられたせいである。キャンプであろうと小屋泊であろうと、二度と奥多摩小屋には近づきたくない。と思っていたら、丹波山村などから「奥多摩小屋閉鎖のお知らせ」が発表された。

今年度一杯(平成31年3月まで)で閉鎖・取り壊しだそうである。あの小屋番、またそれを許している雲取山荘では仕方がない。すでに「小屋番は常駐していない」とのことで、あのあたりを歩いてもあの小屋番に会うことはなさそうだ。それならということで、久々に登り尾根を登ってみることにした。七ツ石小屋に泊まって、鷹ノ巣山経由石尾根を奥多摩駅まで下る計画である。

天気予報では、朝のうち雨が残るかもしれないが、昼前には高気圧が張り出してきて晴れると言っている。山梨県東部の午前中の降水確率は10%である。その後3日間は晴れで、2日目以降は真夏日になるらしい。「金~土」よりも「木~金」の方がすいているだろうから、5月10日木曜日からの1泊2日の日程とした。前回の丹沢から3週置いての山行である。

ところが、電車の中から見ていると通勤通学の人達はみんな傘を手にしていて、道路も雨で光っている。奥多摩駅に着くと、本降りの大雨である。バスを待つ人達(みんな年寄り)も、リュックカバーをしたりレインウェアを着たり、雨対応に大変である。

雲取山は5cm積もっているって、駐在さんが言ってたよ」と西東京バスのおじさんが言うので、「七ツ石はどうでしょうか」と聞くと、「2000m行かなければ大丈夫だよ」とのこと。さすがにアイゼンの用意はしてこなかったので、ちょっとびっくりした。

バスで鴨沢に向かう。奥多摩湖までずっと運転席のワイパーが動いていたが、鴨沢に近づくと動かなくなり、下りた時には雲の切れ間から青空も見えてきた。予報通りでありがたいと思い、リュックカバーを外した。9時30分、鴨沢登山口を出発。

ところが、小袖駐車場までの30分ほどの間に、また雲行きがあやしくなる。はじめは木の上の雨粒が風で落ちてきているのかと思っていたら、リアルタイムの雨である。登山道で荷物を下ろし、再びレインウェアを付けている先行組に追いついた。しばらくそのまま登ったが、小袖駐車場まで待っても止まないので、あきらめて私も雨対応の身支度に戻した。

小袖駐車場はしばらく来ない間にこぎれいなトイレが新築されていて、そこで雨宿りしつつ身支度をする。車は十数台止まっていて、さすがに雲取山はこの天気でもかなりの人気がある。10分ほど休んで出発。

車道から登り尾根の登山道に入り、高度を上げてゆく。ポツンと一軒ある廃屋を過ぎ、いまは使われていない水道施設を過ぎて1時間ほど歩くと、標高1150m地点である。ここには以前、「鴨沢バス停まで1時間5分、雲取山まで2時間45分」などと信じられない案内板が掲げられていたが、いまはもう少し広く整備されていて、その案内板は撤去されている。

その代わりに、「小袖登山口から雲取山までの6分の1。ここまで1時間かかった人はあと5時間かかります」と書いてある。鴨沢からではなく駐車場から1時間ならリーズナブルである。雲取山までの時間もこれくらいみなくてはならない。前の看板みたいに甘くみているから、先だっての70代のように日帰りで雲取などと無謀な計画を立てたあげく、遭難騒ぎを起こすことになる。
 
広場の隅に立派な金属製の案内板があって、それによるとここは「茶煮場」というそうである。将門が敗走してきてここでお茶を飲んで休憩したと書いてあるが、「将門軍」が敗走したことはあったとしても、常総(茨城県)地盤の「平将門」がここを通ったとは考えにくい。お茶の普及も将門より後の時代で、丹波山村の製作した案内板だが、ちょっと無理筋のようである。

せっかくの広場なのに、降り続く雨で水浸しである。水たまりもあちこちにできていて、シートを敷ける状況ではない。雨の当たらなそうな丸太をみつけ、ビニール袋を敷いて腰を下ろす。とてもお湯を沸かすことはできないので、エナジーバーとスポーツドリンクでお昼にする。そうしていると、上から小さな球形の固体が落ちてきた。

木の実が落ちてくる季節ではないな、おかしいなと思ってよく見ると、それは氷の粒であった。雹(ひょう)ほどの大きさはないので霰(あられ)ということになる。時刻はもうすぐ正午。遠くに雷の音も聞こえる。雨は残っても朝のうちという予報だったのに、大外れである。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


鴨沢から30分の小袖駐車場。数年前にはなかったトイレが整備されていた。


山梨県東部の降水確率10%にかかわらず、お昼になっても雨が降りやまない。


標高1150m休憩地は広くなり、看板も付け替えられている。ここは将門が逃げてきて休憩した「茶煮場」だそうです。予報外れの雨のせいで水浸し。霰(あられ)まで降ってきた。

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男性
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1957/04/08
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たくさん
自己紹介:
ハンドルは、足しげく通ったマカオの島から付けました。
当時から使っているので、昔の知り合いの方が分かるように引き続き使用しています。
以前、China方面からの大量のスパムに占領されてしまった苦い経験があり、コメント欄は数日間のみopenにしています。

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