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趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

マイナールートを大勢で歩かないでほしい 梅ノ木尾根から広沢寺(中編)

梅ノ木尾根は断続的に急坂の続く尾根で、狭いけれども平らなヤセ尾根は大沢分岐に合流する前の10分ほどである。あとは平らな尾根があっても5分と続かない。

天神平の標高が336m、それから3つほど急坂を越すとベンチが置いてあるピークとなる。この日はゆっくりなペースでいいからバテないように歩くことをテーマに登ってきたので、それほど息は切れていない。ただ、2つ目か3つ目のピークでちょっと首をひねった。直進する稜線は例の「巡視道立入禁止」立札があり、左に90度曲がって登山道が続いている。

時刻はちょうど午前10時、天神平から1時間である。せっかくベンチがあるので、ひと息ついてGPSで位置確認する。2年前の記憶によれば、浄発願寺奥ノ院の分岐は立札と東屋があるはずだが、ここにはベンチしかない。GPSのデータを見ると、ほぼ分岐点の数字を示している。ただ、直進する稜線は北向きでその方向には谷しかなく、どうも違うようだ。

そうやって考えている間に、90度違う道からにぎやかな声が聞こえてきた。グループのようである。こちらに行くにしてもすれ違ってからの方がよさそうだと待っていると、なんと年寄りばかり、20人を超える大集団なのであった。

こういうマイナールートに、こんな大勢で来る人達の神経が知れない。大人数でしゃべり倒したいのなら、ファミレスでやってほしい。うるさいのはがまんするとしても、この先しばらくトイレはないし、みんなまとまって休める場所だってない。百歩譲って山に来るとしても大人数に適したコースを選ぶべきだし、このルートで許せるのは5~6人のグループまでである。

(そういえば、奥多摩のタワ尾根に、岩崎某が登山教室の十数人を連れて登っていたという話を読んだ。偉そうなことを言っていてこういうことをしているのが分かり、それから岩崎某の書いた本は二度と読まないことにした。)

その時は、大山から下りてきたとばかり思っていたので、こんなマイナールート、しかも立入禁止と書いてあるのを大人数で無視するのはどうなのかと腹立たしかったのだが(一人だってよくはないけれども、大人数というのは加速度的に悪い)、よく考えると、大山に登って下りてこの時間というのは難しいのではないか。

あるいは、日向薬師バス停から林道を遡って浄発願寺奥ノ院から登ってきたのかもしれない(それだと、立入禁止の巡視道には入らない) 。だとしたら、特に目標となるピークもないこのコースをなぜ選んだのか、全く分からない。このグループには、帰りにひどい目に遭わされることになる。

それは後の話で、このときグループの中の誰かが、「ここが537ピークかしら」と言っていたのを聞いて、浄発願寺分岐はまだ先だと分かった。案の定、7~8分先にちゃんと立札のある分岐があった。ただし東屋というのは記憶違いで、大きなベンチが2組置いてあるだけであった。

さきほど分岐で迷ったのは、おそらく537独標の次のピークで、ここだと北向きに尾根が分岐している。分岐した先は大沢にまっすぐ下りるので、見た目どおり谷に向かっている。電子国土で見ると浄発願寺分岐と200mほどしか離れていないので、GPSデータだけで判断するのは難しいかもしれない。でも、地形図と方角で判断できなかったのはまだまだ未熟である。

浄発願寺分岐から30分、標高差100mほど登って二ノ沢の頭に到着。「二ノ沢の頭」というくらいで、南側の谷が二ノ沢である。この先は狭いけれどもほぼ平らな尾根が続くので、気は使うけれど体力的には楽である。このあたり、つい最近大規模な伐採があったらしく登山道に伐り出された木が横たわって歩きにくい。立入禁止の巡視道なので、文句は言えない。

いよいよ梅ノ木名物のヤセ尾根となる。両側が切れ落ちているので足を踏み外すことは許されないが、ゆっくりできないのでかえって距離が出る。地図上で見ると、二ノ沢まで30分かけて登ってきた距離を10分くらいで走り抜けるような感じである。ヤセ尾根を越えると、大沢分岐まで最後のひと登り。分岐が近づくと稜線を右から左に速足で抜けて行く登山者が見えた。

11時15分、大沢分岐着。二ノ沢の頭で小休止してからあまり時間が経っていなかったし、そもそも休む場所がなかったので、写真を撮ってすぐ通り過ぎる。この地点の標高が702m、この日の最高到達地点であった。丹沢では何ということもない高さだが、房総にはこんな高い山はないのである。

ここから弁天御髪尾根分岐までが、これまで歩いたことのないルートである。下りなので登りよりは楽だろうと思っていたのだが、そんなことはなかった。大沢分岐を過ぎてすぐ、いきなりの急斜面が現れる。帰ってから吉備人出版の登山詳細図(バリエーションルートの専門地図)で調べると、「急傾斜悪い」と書かれているルートである。本当に悪い。

悪い上に手掛りとなるロープが細く、適切な間隔で固定されていないので、登る時はともかく下りではかなり危ない急斜面である。もちろん後ろ向きの3点確保、安全第一で下りてきたが、ちょっと神経が磨り減るルートであった。1年前に正規のルートをとっていたら、最後にこの登りがあった訳で、それはそれで大変なことであった。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。モバイルフレンドリー対応済。


登り始めて2時間余り、二ノ沢の頭を過ぎるといよいよ梅ノ木尾根のメインイベント、ヤセ尾根が始まる。


ヤセ尾根を越え、左右から稜線が迫ってくると大沢分岐が近い。たいていの登山者は、右から左へと大山を目指す。


大沢分岐を北に曲がると、吉備人・登山詳細図で「急傾斜悪い」とコメントされるハードな道に。登りはともかく下りで使うのは神経を使う。これは下からの写真。

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