Go Down Gamblin' Blog

趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

SUPERFLY エストラーダ&井上

WBC世界スーパーフライ級挑戦者決定戦(9/9、スタブハブセンター)
ファン・フランシスコ・エストラーダ O 判定(3-0)X カルロス・クアドラス

私の採点では115-112でエストラーダ。だから最初のアナウンスを聞いて、前半全ラウンドがクアドラスに行ったのかと思ってたいへん驚いたが、マイケル・バッファーが「My Mistake」と言っていたので単純な勘違いだったのだろう。いずれにせよ接戦ではあったが、クアドラスのパンチはいかにも軽く、エストラーダのクリーンヒットが目立った。

前半の展開は予想したとおりで、このままクアドラスが最後までポイントを奪うかと思われた。特に序盤はスピードの差が顕著で、あのエストラーダがほとんど前進することができなかった。とはいえ手数は少ないもののクアドラスの打ち終わりに適確なパンチを打ちこんでいたので、完全なクアドラスペースという訳ではなかった。

ところが中盤あたりから、クアドラスのパンチがどんどん軽くなり、対するエストラーダの一発は威力が増したように見えた。これではパンチの数でクアドラスが倍でも採点がどちらに行くかは分からないと思っていたら、終盤戦は完全にエストラーダのペース。クアドラスのパンチはほとんど手打ちにしか見えないのに、エストラーダの攻撃でクアドラスのアゴが二度三度上がる。

決め手となったのは10Rのダウンで、採点上はこれで決まったことになるのだが、ダウンをもらったクアドラスが逆に反撃に出て、エストラーダも追撃できなかった。エストラーダはようやくスーパーフライにフィットしたという印象で、クアドラスは心配していたパンチの軽さが最後にきて響いてしまったというところだろう。

それでも、現時点においてもクアドラスとシーサケットが戦ったらクアドラスが勝つと思う。エストラーダの場合はシーサケットにとって前に出て来る分クアドラスよりやりやすい相手と言えそうで、ロマゴンを連破して勢いに乗る現在、どちらが勝つかは予断を許さない。

あと、浜田さんが「クアドラスはアゴが上がるのが良くない。エストラーダのようにアゴを引いて戦わないと」と言っていたが、それは練習の時に言うべきだと思う。一応帝拳所属なのだから。

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(9/9、スタブハブセンター)
井上尚弥 O TKO6R終了 X アントニオ・ニエベス

さすが日本ボクシング界の最高傑作である。大田区体育館でやってもスタブハブセンターでやっても変わらないパフォーマンスで、ニエベスに何もさせず6R終了で棄権に追い込んだ。

米国のリングは初めてなのに、あの切れ味鋭いジャブは何なのだろう。1R途中からニエベスは半分以上勝負をあきらめたように見えた。時折井上の打ち終わりに大きいパンチを振るうのだが、単発で腰が引けていて、ただでさえ決定力がないのに余計に効かなかった。4ラウンドあたりからはそれすら空振りにさせられていた。

以前の観戦記に書いているように、私はスリッピングアウェイは好きではないのだが、井上のように打ち合いの最中に避けられないタイミングでパンチが飛んできた場合、「すかす」ことでダメージを軽減するのが本来あるべきスリッピングアウェイである。それをさりげなくやってしまう井上は、さすが天才である。今回も危ないタイミングのパンチはあったはずなのだが、顔が全く腫れていなかった。それほどディフェンスがしっかりしているということである。

攻撃面では、アマ経験のある相手にあれだけ守勢一方で動かれては、なかなか決定打を打ち込めなかったのも仕方がない。ただ、私としては試合中に拳を痛めるのが心配だったので、相手のグローブの上を叩くというのはかなり安心して見ていられる展開だった。パワーパンチの多くはボディに放っていて、ダウンを奪った左フックは狙いも威力も十分だった。

スリッピングアウェイとともに私が嫌いなのがオーバーアクションであるが、今日の場合ニエベスが逃げ回っているので「出てこいよ。ファイトしようぜ」とジェスチャーするのは当然許される範囲である。4Rだったか突然フットワークを使ったのも、チェンジオブペースが半分とニエベスに出てこさせるのが目的だったと思う。それでも出てこなかったが。

さて、注目される今後の対戦相手であるが、WOWOWでも盛んとバンタム転級の伏線を張っていたし、目標のロマゴン戦がほぼ消滅した現在、スーパーフライに残るかどうかは微妙なところである。すでに6度防衛して減量もきついということになると、バンタムに上げて3階級目に挑む確率の方が高いのではないか。

ただそうなると、米国のリングで注目されるビッグファイトの相手というのがあまりいないというのが悲しいところである。イギリスであればバーネットとかマクドネルとかハスキンスとかいるのだが、いまのアメリカでは、メキシコ勢、プエルトリコ勢含めても大した選手がいない。唯一いたのがルイス・ネリだが、ドーピング疑惑でしばらく出られそうにない。

せっかく築いた米国の足場を確保するためにスーパーフライにとどまり、シーサケットvsエストラーダと井上vsクアドラスのスーパーフライ2というのであれば、それはそれで楽しみではあるが。

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プロフィール

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男性
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1957/04/08
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リタイアしました
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たくさん
自己紹介:
ハンドルは、足しげく通ったマカオの島から付けました。
当時から使っているので、昔の知り合いの方が分かるように引き続き使用しています。

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