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趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

急展開する村田問題について

わずか1週間の間に、急展開した感のある村田vsヌジカムの判定問題。判定問題というと昔はファメションvs原田などとんでもない判定があったものだが、その頃に比べると、判定自体もそうだが統括団体の対応にも本当に今昔の感がある。改めて、この1週間の動きを振り返ってみたい。

WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長がこの判定に関し、「村田と本田会長、日本のファンにapologizeする。ひどい判定だ。WBAは再戦を指示することになる」という声明を出したのは、試合当日のことである。apologizeとは穏当な表現ではなく、しかも試合直後ということであれば、ビデオによる試合の検証なども行っていない時点であろうと推測される。メンドサ会長の独断である。

あらかじめ私の考えを述べておくと、当日のブログにも書いたように、私自身は村田勝ちと判定するけれども微妙なラウンドが多く、ああいう判定が出てもおかしくないと思う。ダウンを奪えば手数を出さなくてもポイントはとれると考えた村田陣営が油断しすぎであって、ジャッジが「私はヌジカムの手数を評価する」と考えることを止めることはできない。

にもかかわらず、なぜメンドサ会長はWBAでの内部検証も経ないであんな声明を出したのか。それは、試合翌日の本田会長のコメントからある程度推測が可能である。本田会長は、「WBAは再戦を指示するというが、それは選択肢のひとつだ。今後については村田自身の考えも聞いて決める」と言ったのである。

その後、先週末になって、WBA本部に戻ったメンドサ会長は改めてヌジカムvs村田の再戦を指示するとともに、ヌジカムに付けたジャッジ2人を半年間のサスペンドにした。この処置はおそらく本部で審判部門がビデオを精査し、なるほどこれはひどい判定だと団体として認めたということである。
 
こういうケースではこれまで、不当判定だ、WBAに提訴だという勇ましい声が上がることはあっても、「それならWBAのタイトルマッチはやらないからいいよ」(本田会長の言っているのはこういうことである)という上から目線の対応に、統轄団体が即座に下手に出たというのは見たことがなかった。世界的な脱・統括団体の流れがとうとうわが国にもやって来たということである。

そして、よくよく先週土・日のタイトルマッチをみてみると、4団体すべてのタイトルマッチが行われているのである。試合の運営や審判の水準について、各団体を比較することが容易にできた。JBCや本田会長がそこまで考えていたかどうかは分からないが、「変なことをやれば、ただじゃおかないぞ」という脅しになっていたことは確かである。

さて、一連のタイトルマッチが終わってみると、WBCフライ級で前チャンピオンがウェイトを作れなかったのは場合によっては後味が悪くなったのかもしれないが、結果的に比嘉が見事なKOで勝った。WBOの井上は相変わらず素晴らしい出来栄え。IBFの八重樫が敗れたのは試合前からかなりの確率で予想できたことで、この試合もKOなので問題にならなかった。結果的にWBAだけが変なことをやらかしたのである。

いまや4団体を認めている日本にあって、WBAのタイトルマッチが忌避されるようになったら一大事である。だからメンドサ会長はあわてて何らかのコメントを出さざるをえなかったのだろう。ましてや本田会長は、コットvs亀海を決め、ベルチェルトvs三浦を決め、いまや米国でも一目置かれる有力プロモーターなのである。

世界だ世界だと騒いで、統括団体の肩書にひれふしているのは、今世紀に入って時代遅れのファッションとなりつつある。いまや、客を集める選手のもとに、統括団体からチャンピオンベルトを持ってくる時代なのである(カネロには断られたが)。村田の試合が客を集める試合かどうかはひとまず置くとしても、WBAとしては本田会長に他団体をちらつかされていっぺんに降参した体である。

もともと王座決定戦は中立ジャッジで判定するもので、日本でやれば日本選手が有利になるものではない。あの試合をアフリカでやれば、当然の判定と受け取られたかもしれない。確かに私の見方では村田勝ちだけれど、ヌジカムにつけるジャッジがいても全くおかしくない試合であった。にもかかわらずジャッジを処罰して全面降伏のWBA、こんな体たらくだから何年か前に亀田にいいようにされたのである。
 
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当時から使っているので、昔の知り合いの方が分かるように引き続き使用しています。

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