Go Down Gamblin' Blog

趣味の世界を中心に、私taipaが日々思うことを述べていきます。

GGG王座統一戦・ロマゴンvsシーサケット戦展望

WBA・WBC・WBO統一世界ミドル級タイトルマッチ(3/18、ニューヨークMSG)
O ゲンナディ・ゴロフキン(36戦全勝33KO)1.12倍
    ダニエル・ジェイコブス(32勝29KO1敗)6.0倍

メイウェザー引退後のP4P(パウンド・フォー・パウンド)の呼び声高いGGGであるが、それほど圧倒的なオッズとはなっていない。言葉は悪いけれども、日本で行われる山中や井上のタイトルマッチより勝負に関心を持たれているということである。

それはなぜだろうと考えてみると、連続KO防衛を積み重ねてはいるものの、GGGの試合振りはそれほど圧倒的とはいえないのである。1発で決めるカウンターがある訳でもなく、強烈なパワーがある訳でもなく、際立ったテクニックがある訳でもない。基本はインサイドに入っての連打なので、接近するまでに被弾がある。GGG自身、全くきれいな顔で試合を終えることは少ない。

だから、モンソンのようなタフネス、ハグラーのようなパワー、ロイ・ジョーンズのようなカウンターの打てる相手にどうなのか考えると、未知数ということになる。せめて、マラビージャ・マルティネスやポール・ウィリアムスと対戦の機会があればその疑問はクリアできたかもしれないが、残念ながら対戦することはなかった。

ある意味、ライバル不在の名王者ということになるのかもしれないが、それでも、現時点における対抗王者はジェイコブスとソーンダースしかいないので、最強の相手ということになる。GGGが敗れるとすれば打つ前に打たれて倒れる場合だろうと思っているので、可能性としては全くないとはいえない相手である。

そのジェイコブス、1敗したのはかつてのチャンピオン、ディミトリー・ピロフのみ。2010年の話だからGGGが売り出す前である。そのピロフ戦以降12連続KO勝ち。その中にはピーター・クイリンやセルヒオ・モーラが含まれている。

とはいえ、大陸をまたいで世界上位ランカーをなぎ倒してきたGGGと比べると見劣りするのは明らかで、年齢も似たようなものなので上昇度もさほど強調できない。可能性はなくはないが、倒される可能性はさらに大きいと言わざるを得ない。

GGGも30代半ばにさしかかり、これからのライバルは若くて威勢のいい連中になるだろう。すでに名前のあるカネロ・アルバレスがリスクを冒すことは考えにくいが、チャーロ兄弟はじめ、このあたりのクラスでビッグマネーを求めて立ちはだかるであろう候補は少なくない。今回はGGGがKO勝ちするとみるが、ここ数戦の間にも危ない試合はありそうである。
 
WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ(同)
O ローマン・ゴンサレス(46戦全勝36KO)
    シーサケット・ソー・ルンビサイ(41勝38KO4敗)

クアドラスを辛くも退けて4階級制覇を果たしたロマゴンの初防衛戦。当初はクアドラス直接再戦という情報もあったが、クアドラスの前のチャンピオン、シーサケットに落ち着いた。

米大陸のファンにとって、シーサケットの知名度などなきに等しく、ロマゴンが何RにKOするかにしか興味はなさそうであるが、日本のファンにとってこの対戦はかなり楽しみである。というのは、ロマゴンのスーパーフライはとても圧倒的とはいえないし、シーサケットがバンコクでの佐藤戦くらい強ければ、結構いい試合になりそうだからである。

ロマゴンは軽量級離れしたパワーとさりげないテクニックで勝ち星を重ね、米国での地位も確立しつつある。この試合が47戦目で、これを勝てばあと2つでメイウェザー(とロッキー・マルシアノ)に並ぶ。ロマゴンとの高額ファイトを求めて、エストラーダやカシメロがクラスを上げてきているのは周知のとおり、その中には井上尚弥も含まれる。

クラスを上げるということは、自分の体を上のクラスにフィットするということが一つと、対戦相手のパワーも耐久力も大きく上がることに対応するというもう一つのリスクがある。前者については時間をかければ対応可能な部分が大きいのだが、後者についてはそうではない。だから、メイウェザーもパッキャオも、上のクラスではKO率が極端に落ちている。

ロマゴンについても、スーパーフライへのフィットについては、前の試合よりこの試合、この試合より次の試合とますます対応していくだろう。一方で、対戦相手が相対的に強くなることについては、まだ未知数な要素がかなりある。個人的には、スーパーフライならロマゴンより井上の方が強いと思うけれども、シーサケットと井上だって井上の圧勝だろう。

そのシーサケット、ムエタイからの転向当初は別として(八重樫と戦っている)、国際戦の負けは実質的にはクアドラスのみ。その負けも、テクニックの違いで完封されたという訳ではなく、クアドラスのカット(バッティング)で負傷判定になった負けである。いまだ後に下がって負けたことはない。

バンコクで佐藤を追いかけまわしたようなプレッシャーを、ロマゴンにかけることができるかどうか。体格的にはシーサケットが上回るので、全く可能性がないとはいえない。それでも、ロマゴンの強打を受けてそれでも前進できるかどうか。ロマゴンは下がってもある程度テクニックは発揮できるだろうが、シーサケットは後に下がったら勝ち目はない。
 
とはいえ、シーサケットのタイ国内全勝、国外全敗という「内弁慶」振りを否定するのは難しく、タイ選手特有の「勝負にならなければ早々にあきらめる」式が出ないとは限らない。それでも、佐藤洋太を追いかけまわしてから4年しかたっていないことを考えると、それほどみっともない試合にはならないことを期待したい。予想としてはロマゴン判定勝ち。
 
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1957/04/08
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ハンドルは、足しげく通ったマカオの島から付けました。
当時から使っているので、昔の知り合いの方が分かるように引き続き使用しています。

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